微細・傷なし・クリーンなバリ取りを実現

樹脂メディアで実現できること

傷なしバリ除去

微細バリ取り

クリーンなバリ取り

樹脂メディアの大きな特徴

軟質で柔軟性に優れている

ナイロンショット^®の一番の特徴は、バリ取り時にワーク表面を傷つけないことです。新モース硬度2.0と硬度が低く、ブラストでのワーク（対象物）への衝突時にクッション性があり、衝撃を吸収します。そのクッション性は強度が弱い薄肉板厚のリブや、微細な複雑形状をしたワークのエッジの、欠け・割れを防いでくれます。

業界最小サイズのメディア

0.2mmまでの小径サイズまで対応可能なバリエーションで、微細なバリ、穴部や溝、隙間にあるバリを効率よく除去出来ます。
機械加工時やインジェクション成形時に発生する微細バリや薄肉バリを効率よく除去することが可能です。

耐摩耗性に優れている

帯電防止タイプなら従来品に比べて静電気の発生を大きく抑えるので、ブラスト後のワーク表面にメディアやほこりが付着しにくく、クリーンにバリ取り作業が行えます。
また、ナイロンショット^®は軟質なので磨耗が極端に少なく、そのため粉塵の発生が抑えられ、ワークに悪影響を及ぼす粉塵コンタミ付着を低減することができます

バリ取りだけに収まらない用途にあった樹脂メディアを提案

豊富なラインナップ

熱硬化性樹脂メディア

樹脂メディアが活躍する主な製品

樹脂成形品

半導体、電子部品、IT機器、自動車、航空宇宙、家電、重電、医療、バイオなど多くの産業で使われている樹脂成形品のバリ取りやリードフレームのフラッシュバリ除去に使われています。金型で作る樹脂成形品は、金型のパーティングラインやイジェクタピン、スライドなどの隙間から微細なバリが発生します。
とくに電子、電装機器、耐熱、機能部品などで使われている熱硬化性樹脂、スーパーエンプラ樹脂は高温、高圧、ガス発生の中での成形になります。また、ガラス繊維入りの樹脂も多くあります。バリを抑える為に高精度に作られたの金型を頻繁なメンテナンス管理して精度を保って使用してますが、成形条件によっては微細なバリが発生します。

目に見えにくい微細で細かなバリ、複雑形状にあるバリ、ワーク内部のバリ、交差穴などのバリにも樹脂メディアは到達します。手が届かない箇所のバリもムラなくキレイにしかも早くとる事が出来ます。
ナイロンショット^®の材質はポリアミド樹脂です。硬度がワークの硬度とほぼ同等と低い為、樹脂製品の表面をキズ付けることなくクリーンにバリ取りができます。
ナイロンショット^®はブラスト加工方式による機械化、自動化、大量処理が可能です。
・手作業に比べ１０倍速い
・手作業に比べ個人差が無く品質にバラツキがない
・工具が届かない内部のバリ取り可能

ゴム成形品

低温時の耐久性が良いのがポリカショット^®の特徴です。ゴム成形品のバリ取りには冷凍バリ取り機を使います。ワークを低温で脆化させバリを硬化させた状態でバリ取りを行うため、薄肉のバリを簡単に除去可能です。 ポリカショット^®は細かなところに噴射され到達するため複雑形状、微細な箇所のバリでも除去可能です。 とくに30mm以下の小さなワークや、カッターなどを使う手仕上げでのバリ取りは非常に時間がかかりますが、ポリカショット^®は また機械化、自動化、大量処理が可能です。 また手作業に比べムラなく一律に安定した品質が得られます。

精密加工品

機械加工によるカエリや微細バリも、ナイロンショット^®、ポリカショット^®はワークをキズ付けることなく、薄いバリだけ除去することが可能です。金属であっても微細バリであれば除去できます。
また常温では取れないやわらかいバリ（熱可塑性樹脂の切削加工品など）でも、冷凍ブラスト方式ならバリ取りが可能です。

ダイカスト部品

小物亜鉛ダイカスト部品の薄バリはポリカショット^®による冷凍ブラストによるバリ取りが最適です。
従来の振動、回転バレルによるセキ折り時、共摺りによるバリ取りでや手作業によるバリ取りでは角や、穴、細かな箇所のバリは取れませんでした。
ポリカショット^®ならまんべんなくムラなく内部にまで噴射して届くので細部に至るまでキレイにバリ取りできます。
手作業によるバリではムラがでますが、ポリカショット^®ならムラなく安定してバリ取り可能です。 また機械化、自動化、大量処理が可能です。

金型の洗浄

硬質樹脂ショット材による乾式クリーニングがオススメです。
とくにゴム金型、成形品の焼き付きや、汚れを苛性ソーダなどの危険な薬品を使わずに作業者は安全に洗浄作業することができます。

• 硬質クロムメッキされた金型などもメッキを剥がすことなく洗浄可能
• 複雑形状の金型でも細かく投射しショット材が届くので微細な形状、穴部、溝部などのブラシや工具ではなかなか除去できない汚れも簡単に除去可能
• 液体を使わないので乾燥、錆などの心配もありません。
• 成形した直後、成形機から金型を外した直後、まだ金型が高温でも硬質樹脂ショットは高熱に強いので高温のまま洗浄可能
  また、洗浄が終われば温度を上昇させるのに時間がかかりません。
• 他のドライアイスによる洗浄に比べてランニングコストが非常に低いのも特徴です。

3Dプリンターのサポート除去

べたついた粘度のあるサポート材の除去もナイロンショット^®によるウェットブラストクリーニングで綺麗に除去、洗浄可能です。

• ブラシなどが届かない微細複雑形状の部品のサポート材
• 細かい粉末状のサポートの除去
• 手作業では２～３時間掛かってしまう作業もナイロンショット^®なら10分前後で洗浄できます。

ナイロンショット^®は軟質樹脂ブラスト材なので3Dモデル本体にダメージを与えることなく余分なサポートだけ綺麗に除去できます。また機械化、自動化、大量処理が可能です。